SB銃の所持についての詳しい流れ

注意点

ARをすでに所持している関東の未成年の学生向けです。

一通りすべてに目を通してから申請を進めてください。

都道府県によっては申請書類や料金が変わる可能性がありますので注意してください。

警察署に行くときは必ず所持許可証と印鑑を持っていくことをお勧めします。

①ARで段級位を取得する

関東には「春関予選」「秋関予選」があり、ARであれば3段を所持しているとこの予選が免除され予選に参加せずに本戦に出場することができます。

日本体育協会から推薦を受ける際に5級以上が必要となります。

段級申請にはお金が必要です。点数と費用のかかれた表を載せておきますので参考にしてください。

(少なくとも2,000円)

また、学連の大会で段級をとる場合は書類に不備がないようにお願いします。

②「ライフル射撃に関する講習会」を受講する

日本体育協会・都道府県体育協会からの推薦を得るためにはこの講習会を受講し、「ライフル射撃に関する講習会修了証明書」を発行してもらわなくてはなりません。

各都道府県ライフル射撃協会や射撃場等でやってくれるのでそちらにお問い合わせ下さい。

この段階でそろそろ所持する銃を決め始めます。銃砲店のカタログや個人譲渡で銃を決めておきましょう。

③日本体育協会、都道府県体育協会からの推薦を受ける

いよいよSB推薦を得るための手続きです。

標的射撃のためにライフルを持つ場合はこのSB推薦が必要です。日本体育協会、都道府県体育協会への申請は申請人が直接行うのではなく、学生連盟によりおこなわれます。

提出は各月にある学連ミーティングで行われ、必要書類は年度によって様式が変わる&不備があれば受理されない(その場で直せるものであれば直せますが)のでよく確認して提出してください。

様式と注意点は関東学連のHPに掲載されています。

(zipファイルに入っている申請のやり方というpdfを熟読してください。今までの人生で一番よく読んでください。)

申請料は6,000円です。

 

この書類は提出してからだいたい50日くらいで自宅に郵送されます。

※この推薦番号は日本ライフル射撃協会から聞かれることがあるのでどこかにメモしておくことをお勧めします。

④教習資格認定証を申請する

次は警察に行きます。⑤の射撃教習をうけるためには、まずこの教習資格認定証を警察から貰わないといけません。必要書類をそろえたら必要書類をもって伺いましょう。必要書類は以下のとおりです。(管轄によって必要書類が増えたり減ったりするので詳しくは警察の方に聞いてください)

神奈川県警HP 銃砲刀剣類等申請様式 ここに書類がない場合は警察の方にもらってください。

 

Ⅰ.教習資格申請書

Ⅱ.申請人の写真2枚

Ⅲ.講習修了証明書

Ⅳ.所持許可証

Ⅴ.経歴書

Ⅵ.同居親族書

Ⅶ.SB推薦書:日本体育協会と都道府県体育協会の2枚(原本) コピーをとっておくことをお勧めします。

Ⅷ.同意書:未成年のみ

 

これにも申請料が要りますので生活安全課の方に聞いて証紙に変えておきましょう(神奈川県は8,900円)。

 

「教習資格認定証」をうけとりに行った際忘れてはならないのが、射撃教習用の「弾許可証」をもらうことです。50発あれば足りますが教習射撃でたくさん撃ちたい人は100発申請してもいいと思います。(弾許可申請には2,400円が必要です)

 

SBをはじめ火薬を用いる弾はこの「弾許可」がないと購入・所持ができません。教習資格認定がおり、「弾許可」も手にしたらそろそろ銃砲店に行って「装弾ロッカー」を買っておきましょう。火薬実包の保管にはガンロッカーとは別の、規格を満たした専用ロッカーが義務づけられています。だいたい10,000円程度です。

⑤教習射撃を受ける

教習資格認定証をうけとったら、この有効期間が3ヶ月ですのでそのあいだに「教習射撃」を受けます。申し込んで2週間しないと撃てないみたいなので、教習資格認定がおりたらすぐに射撃場まで申し込みしましょう。個人的なおすすめは千葉県ライフル射撃場です。駅までの送り迎えもしてくださります。また調べればわかりますが関東の中で恐らく一番料金が安いです。(¥15,000)

 

射撃教習の日取りが決まったら銃砲店に行って「弾許可」を見せて「弾」を買いましょう。

(SB弾は個人間での売買・譲り渡しは違法であり、できません。必ず銃砲店で買ってください)

今回警察よりもらった弾許可はあくまで「教習射撃」のためのものであるため、射撃教習をうけた後はこの許可は無効となります。

教習射撃においては銃の管理・危害予防・取り扱い等の講習を受けた後、実射となりますので銃以外の射撃をするための道具(射撃コート、スタンド等)を忘れずに持っていきましょう。

そして、教習資格認定証を必ず射撃教習のときに持っていきましょう。これを忘れると教習を受けることができません。

 

射撃教習を受けると、「教習修了証明書」がもらえますので大事にとっておきましょう。

⑥所持許可申請をする

最終段階です。必要書類に記入できたら警察に行って手続きです。

必要書類は以下のとおりです。

神奈川県警HP 銃砲刀剣類等申請様式 ここに書類がない場合は警察の方にもらってください。

 

Ⅰ.所持許可申請書警

Ⅱ.講習修了証明書

Ⅲ.教習終了証明書

Ⅳ.所持許可証

Ⅴ.経歴書

Ⅵ.同居親族書

Ⅵ.譲渡等承諾書

 

また申請料が要りますので生活安全課の人に聞いて証紙に変えておきましょう(神奈川県は6,800円

 

この段階で射撃教習用の「弾許可」を返却します。

⑦所持許可証の交付

40日ほどすると警察のほうから許可がおりたという連絡がはいるはずです。

 

「許可証」をもって警察のほうに伺いましょう。許可証のARの次のページにあなたの持つ銃の許可を加えてもらえるはずです。

⑧銃を見せに行く

あとは銃を銃砲店(個人)から受け取って警察に持っていき、寸法や銃番号があってるかどうかの確認を済ますだけです。

銃が自宅にやってきますが、まだ撃つ事はできません。再び生活安全課のほうに連絡して銃を手にした旨を告げ、「確認」を受けに警察のほうまで出向きましょう。

銃と許可証をお忘れなく。この確認が済んだらようやく「銃の所持」ということに関しての一連の手続きが終了したことになります。この時に弾許可申請もすると後々楽になります。

 

以上で申請は終わりです。

 

自分は1年生の2月ごろから申請を始めて2年生の8月初旬からSBを撃ち始めました。

申請が滞ると8月中旬にある秋関予選に出場できなくなり、秋関本戦や、秋関本戦が予選になるインカレにも出場できなくなってしまいます(ボーダー点はありますが...)。手順が長いうえに細かいですが頑張ってください!

不備等があった場合は、お手数ですがご連絡ください。